株式会社原田伸銅所|りん青銅を専業とする金属メーカー 世界品質を目指します

株式会社原田伸銅所|りん青銅を専業とする金属メーカー 世界品質を目指します

Quality Management Staff

入社18年
品質保証部 検査課 課長

出荷製品の品質に確固たる自信を

品質保証部のミッション

品質を保証するために
製品を見極める

検査課の業務として、第一に出来上がった製品がお客様と取り決めた製品の仕様とマッチしているかどうかを検査することが挙げられます。

検査といっても大きく二つに分かれていて、一つ目に「入庫前」に関する検査があります。化学成分や機械特性が仕様とマッチしているかどうか。さまざまな検査項目をクリアしたものだけが初めて製品として「入庫」されます。

二つ目に「出荷前」の検査です。ここでは、スリット後の寸法・形状・外観を検査し、すべての測定をクリアして初めて「合格品」として出荷されるプロセスとなります。

連続生産の工場といっても造って終わりの時代ではなく、いかに安全な製品かが問われる時代になっています。そこで我々品質保証部では、高いレベルで品質を管理するため、お客様の仕様よりも厳しく社内基準を設定し、その基準で検査を行い合否を判断することで、安心・安全だと胸を張って言える製品だけを出荷しています。

管理業務の一環として、「ISO9001、14001」を取り入れています。社内ルールを管理文書として明確にすることで誰が作業しても同じ結果になるよう手順化されています。
また、品質を保証する検査に対しても常に気を配っていなければなりません。それは、検査自体が適切かどうかによって得られる結果が変わってくるからです。

不適合品がでるということは、工程に不備があることも要因の一つに挙げられます。ここを指摘し、改善のきっかけをつくるのも私たち品質保証部の役割だと思っています。

お客様が要望するニーズにこたえるためにも適正な工程と品質を見極めるところに品質保証部の存在意義があると考えています。

仕事のこだわり

製品を生かすも
失くすもできてしまうから

人の手によって検査されるということは、人が変われば検査結果も変わってきてしまうリスクがあるということです。そのためにはまず、試験自体の有効性の確認が必要不可欠になります。

例えば「引張る」という試験があるとします。手作業がはいるだけで、素人から見ても検査の結果にバラツキが生じることが予想されます。

試験がうまく行われているか確認する意味でも、力量のある責任者がチェックするという過程は重要になってきます。
結果が「合格」であるか「不合格」であるかも大切ですが、測定値の動きも重要視しています。

社員教育という面ではかなり力をいれて行っている業務の一つでもあります。
測定値を手入力するということは、時に正確性に欠ける可能性を否定できません。
ですから、一人ひとりが責任と誇りをもって業務に取り組むことの重要性を、私が率先して行うことで、仕事へ取り組む姿勢を見せるべきだと考えています。

工場ラインの方が一生懸命作った製品を生かすも失くすも我々品質保証部にあります。もちろんラインの製造員の方々にも様々な守るべきマニュアルはありますが、GOサインを出せるよう工程から見直すといったような役割も重要な業務です。

今後の展望

新しいことにも積極的に挑戦

当社のいいところとして、「悪い物は悪いと言える」風潮が会社に備わっている点だと思っています。
お客様ニーズはもちろんのこと、「安心で安全であること」が重要視されるのが時代の流れ。品質保証部の役割として、悪いものを悪いと言えなければ存在している意味はないに等しくなってしまいます。納期を守るというのはもちろん、製造ライン自体に問題があればいかに改善できるかを見出すのも品質保証部の業務の一環です。

りん青銅専業メーカーという点でも、もしなにか不具合があったとしても比較的早いスパンでスピード感をもって改善できるのも当社の強みだと思っています。
一つ、今後の品質保証部がさらに高みを目指すためには、課員ひとりひとりが積極的な姿勢で業務に取り込むことがカギとなっていると考えます。

個性的なメンバーが集まり、日々活気のある雰囲気のなかで仕事をしていますが、なかには新しいものに拒否反応がでる人もいます。一人の人間として様々な性格が存在するのも確かです。それでも私は課長として、課員が新しいことにチャレンジする姿勢は大切にしたいと考えています。

私から指示して行動するのと、自分から動くのとでは課員のモチベーションも変わってきます。以上を踏まえても、更なる高みを目指すには「積極的な姿勢」を常に一人ひとりが持ち続けることにあると思います。

ここでいう、積極的な姿勢というのは「プラスアルファで緊急的に必要性のあるものを取り入れられるかどうか」という意味合いです。
どんどん新しいことにチャレンジすることが歓迎される会社だからこそ「できること」がある。そこに仕事の面白さを感じてもらえたらと思います。

※入社年数は取材時のもの

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