異業種からの転職でも安心して働ける職場
生産管理課は営業と製造の橋渡し役
私の所属している生産管理課は、営業部門と製造部門の調整役を担っている部署で、入社5年目です。前職では歯科助手として働いており、異業種からの転職でした。もともと、ものづくりに興味があり、結婚を機に引越しをして、この地域で工場勤務の求人がないだろうかと探していたところ、原田伸銅所で職員を募集していたため応募しました。
私が担当しているのは、最終工程のスリット製造に指示を出す仕事で、具体的にいうと、月初めにお客様からの受注データを営業部門からもらい、それに基づいて図面を制作し、製造側に「今月はこの分量を作ってください」と指示を出します。
ひとくちに図面を作ると言っても、お客様によっては、製品の作り方や仕様が異なってきます。「何幅の製品がこれだけほしい」と言われたら、毎回ひとつずつ確認をして、指示を間違えないよう図面に落とし、製造現場に「このように切ってください」とお願いしています。ここで間違いが起こると、お客様からのクレームに繋がってしまうので、毎回緊張感をもって取り組んでいます。最近は、出荷業務も先輩から教わっており、徐々に仕事を覚えてきたので、出荷量が多いときにはそちらのお手伝いをできるようにしています。
異業種からの転職でも安心して働ける職場
入社する前までは、どちらかというと工場勤務に対するイメージは、ラインの流れ作業というものでした。入社後、私は主にパソコンに向かってデスクワークが中心だったためギャップを感じていました。異業種からの転職なこともあり、最初のうちは、仕事で分からないことだらけでした。そのため、図面の作成も繰り返しやり直すことがあり、それはそれで大変な時期もありました。しかし、徐々に仕事に慣れてくると、パソコンで図面を作成しているときに綺麗に図面が埋まってくると達成感を得られるようになりました。
現在、私が所属している生産管理課の職員は4名。私以外の先輩方は、みなさん現場出身です。そのため、先輩方は現場の業務については熟知しているので、私が分からないことを質問するとすぐに答えが返ってきて頼りになる方たちばかりです。
また、デスクワークで図面を作成するといっても、分からないときは直接現場に出向いて「どうしたらやりやすいですか?」と現場の社員に話を聞きに行くようにしています。現場の社員とコミュニケーションを密に取るようにしてからは、図面作成のやり直しも少なくなってきており、現場に足を運んでコミュニケーションを取ることは大切だと思っています。
育休に在宅勤務制度、子育てと仕事を両立できる
当社は、職員の前向きな意見については職種や経験、年齢に関係なく、業務に積極的に採用されることがあります。一社員として、自分の意見が会社に反映されるとうれしいし、社員全員で会社をよりよくしていきたいと意欲も出てきますよね。また、資格取得制度も充実しているので、「この資格を取りに行きたい」と会社に言えば全面的にバックアップしてくれます。私のように異業種から転職した社員でも、スキルアップに繋がるので、資格取得制度はとてもありがたいと思います。
私は一昨年に出産を経験しており、そのときに産休・育休制度を利用しています。私が休みの間に抜けた業務は、生産管理課のみなさんがカバーしてくれており、育休から復帰するときも戻ってきやすい雰囲気で安心することができました。また、在宅勤務制度が整備されているのも子育てと仕事を両立できる秘訣だと思います。在宅勤務制度は2つあり、1つは1ヶ月単位で取得するもの、もう一つは月2回の限度枠で在宅勤務を利用できるものです。私は月2回まで取得できる在宅勤務制度を何回か利用しており、子育てと仕事を両立しています。まだまだ、女性社員は少ないので会社の取り組みを知ってもらって、増えていってほしいです。
※入社年数は取材時のもの