小回りのきく会社だからこそ出せるスピード感
一つのことにより深く関われる会社で働きたい
私は営業職として、今年入社しました。以前は商社に勤務しており、メーカーの方と一緒に仕事をしていく中で、豊富な専門的な知識に感銘を受け、「自分も一つのことに深く関わっていくような仕事をしたい」と考えるようになりました。転職活動で原田伸銅所のホームページを見たときに、非鉄金属メーカーで「りん青銅」という金属を専門で製造していることに興味を持ちました。「りん青銅」だけを作っている会社というのは世界でも珍しく、この会社であれば、一つの製品により深く関わっていけると確信したのです。
採用面接では、社長も面接に同席しており、その日のうちに「評価がよかった」と結果をいただきました。他の会社も同時期に選考が進んでいましたが、原田伸銅所は1回の面接で決めてくれたというところに、自分はこの会社で必要とされていると感じることができ入社を決めました。
入社して基本的な業務の指導の後、仙台工場で1ヶ月ほど研修をさせていただきました。工場では、現場でどのように製品が作られているのかということを勉強し、本当に面白く、好奇心をくすぐられることばかりでした。その後、本社に戻り営業担当の業務を引き継いで挨拶回りをしました。業務中に分からないことが出てくると、工場研修で勉強したノートを引っ張り出して「こういうことだったのか」と復習しています。まだまだ、理解できていないところがあるので、これから深く学んでいきたいと思います。
現場の工場を理解した営業職になる
営業の仕事では、工場に無理をお願いすることも少なくありません。お客様から「1週間後にほしい」とオーダーがあった場合、1週間後は無理でも、じゃあ8日、9日後なら対応できるか、などなるべくお客様のご要望に応えられるよう工場と調整しています。
私は営業職ですが、ちゃんと現場のことを理解していなければいけません。例えば、工場に無理なオーダーをするとき、自分が工場側の人間だったら、こういう頼み方はどう考えるだろうかと自問自答します。工場には工場のルールがあります。私は営業なので、どんどん契約は取りに行きたいし、お客様のご要望に応えていきたい。そこは無理をしてもらうという前提で、いかに工場の負担を軽減するような頼み方ができるかというのが私の課題です。
お客様とのやり取りでは、すぐその場でレスポンスができるように心がけています。お客様から何か問い合わせをされたとき、すぐに回答できなかったことは必ず記憶に残っているものです。結果として解決されたにしても、即座にレスポンスしなかったことはお客様も気になるものですし、自分の中に回答があればその場で回答できるはずです。
小回りのきく会社だからこそ出せるスピード感
当社は、目の前のことを一生懸命にやる気質の人が多いので、トラブルが起きてもうやむやにせず、原因をしっかりと解明して、今後の対策を突き詰めていきます。営業部門があり、小規模な会社で小回りが利く分、お互いの情報共有を密にしているのも特徴だと思います。「今日はあの会社へいってきたけど、こういう話をしたよ」というような会話を会社に帰ってきたら、周りの人へすぐに話します。
そうすることで、他の人が次にその会社へいくとき事前に情報を持って訪問することができますよね。以前、私がいた商社では自分だけの情報として持っていて、聞かれたら言う、困った段階で相談するというのが一般的だったので、情報共有のスピード感は、当社ならではのものではないかと思います。
当社は電子部品の業界に深く関わっているので、5Gや自動運転、携帯電話の最新機種など、世界の最新技術の話題に触れる機会が多いのも特徴です。今後、私はこの業界の知識を深めていきたいと考えています。営業担当としては、国内はもちろん、国外は中国とのやり取りも今後任せてもらえるようになる予定です。まだ、ほとんどの業務を上司にやってもらっているので、今後は一人でできるように準備しているところです。
※入社年数は取材時のもの