自分の信念をまげない、
現場から頼りにされる頑固者
重大な事故を未然に防ぐ、現場との二人三脚
私は入社から設備保全に配属されて9年目になります。設備保全の業務は、大きく分けて2つ、「事後保全」と「予防保全」です。当社の工場は基本的に各工程1ラインのため、工程の大小に関わらず一箇所でも機械が壊れてしまい、メンテナンスに1週間以上もかかってしまうことになれば、お客様にご迷惑をかけることになり、会社としても大問題です。そのため、私たちがメンテナンスをして故障を未然に防ぐことが重要です。
会社として重大な事故を未然に防ぐためにも、毎年メンテナンスの計画を立案し、それに伴う各工程の保全をしています。それ以外にも、常に現場に足を運び、機械の微妙な変化も見逃さないよう情報共有しています。新⼊社員時代からの⽇課として、毎朝、各⼯程をオペレーターと会話しながら巡回しています。「今日、どこかトラブルになっていることないですか?」「何か困りごとはないですか?」と、いわゆる設備保全の営業です。
基本的に設備保全は、現場の社員と協力作業です。現場から「異常があるから見てほしい」と言われれば、設備保全の私たちが「何が異常なのか?」と足を運びます。ごくわずかな変化にも注意して、現場から情報共有してもらうことで、予防保全にも繋がります。修理後試運転の確認で現場のオペレーターに「大丈夫、数値も圧力もいつも通りだ」と言われるまでは安心できません。
今後も、現場社員との信頼関係や情報共有を大切にし、トラブルを未然に防げるようにしていきたいです。
もともと、車やバイクが好き。工場見学をしたときのワクワク感
入社のきっかけは、学校の先生に原田伸銅所を勧められて工場見学に行ったことです。原田伸銅所は母校の卒業生も多く、1学年上の先輩から年の離れた先輩まで働いており、「設備保全をやりたいのであればこういう会社が良いのではないか」と話が出たのが原田伸銅所の求人でした。
その後の⼯場⾒学での第⼀印象は、⼯場や中の設備がとても⼤きいと感じました。
私の趣味は⾞やバイクなどの乗り物で、少々オタク的なところがあり、メーカーによってそれぞれ全く違う造りのものを分解整備する時のワクワク感が堪りません。当社の海外製の大型機械に関する説明を聞いて、これは楽しそうだなと感じたので⼊社を決めました。
採⽤⾯接では「入社したらどの部署に⼊りたいか?」、という質問の中で「私の⽗親はトラックの整備⼠で、私は⽗親よりも⼤きな設備機械が触りたいです!」と伝えたところ、「設備保全課が良いのではないか」という話になりました。
その後の採用面接では、設備保全課しか考えてないですと伝えたところ、一次・二次とトントン拍子で選考が進み、入社から設備保全に所属して9年目になります。
自分の信念をまげない、現場から頼りにされる頑固者
もともと、私は頑固な⽅で⾃分の信念は何が何でも曲げたくありません。たとえ相⼿が誰だろうと、自分の意思はハッキリと伝えるようにしています。
また、私は他の⼈より、⽿や⽬から⼊ってくる情報を敏感に感じ取れる⽅だと思っています。現場職員でも気付かないような些細なことも⾒逃しません。「いつもよりファンの⾳が甲⾼くない?」と⾔っていたら機械が壊れたりすることもありました。頑固者だからこそ、機械の故障や少しの変化に諦めずにとことん向き合い、自分がおかしいと思う所を追究することで自分の力で直せたという自信に繋がっているのだと感じています。
⼊社時から、年上だから年下だからということはあまり考えたことがありませんでした。
もちろん、仕事上の上下関係があるのはわかっていますが、プライベートでは関係ないと思っています。そのため、相⼿が先輩や⼯場⻑でも「飲みに⾏きましょう!」とこちらから誘うこともあります。そんな生意気で頑固者な私を受け入れてもらえている先輩や上司に感謝しています。今後も現場の声や機械に耳を傾け、先輩や上司が私にしてくれていることを後輩へと繋げ、仕事もプライベートも頼られる存在になれたらと思っています。