HOT-DIPすずめっき 製造販売
HOT-DIPすずめっき
HOT-DIPすずめっきは、製法が無公害であり、リサイクルに適しており、環境にやさしい製品であることから、当社は、1996年(平成8年)より本格的に生産を開始しています。
このHOT-DIPすずめっきは、耐食性、はんだ付け性に優れた特性を持つことから、欧米では1970年代より自動車、電気、電子部品等に広く使用されており、近年では日本の自動車メーカーでも使用されています。溶融すずとりん青銅の金属的結合により、ベースのりん青銅とすずめっき層の間に、母材を完全に覆った中間合金層が形成されます。この中間合金層は、母材とすずめっき層の密着性に優れています。
HOT-DIPすずめっき・りん青銅断面写真
(倍率:1000倍)
めっき厚さ:6μm
・用途に合わせためっき厚さの選択が可能
(めっき厚み0.7~10μm)
・ウィスカーの発生が極めて少ないめっき
・信頼性の高いすずめっき層
・均一な光輝表面
HOT-DIPすずめっきは、電気めっきと比較して、ウィスカー(すずめっきの皮膜から発生する髭状の単結晶。電子機器部品の短絡障害の原因。)の発生が極端に少なく、ベース金属との密着性が非常に強固なため、曲げ加工性にも優れており、特に小型高密度部品等の材料として高い信頼をいただいています。
また、非常に安定した皮膜層を持つことから、部品の多様化・小型化に伴う加工の問題を解決します。その結果、部品の信頼性が向上する事で、あらゆる部品の高品質化に対応したグローバルな金属材料として世界に拡がっています。
電子機器分野
各種コネクタ、リードフレーム
電気機器分野
各種リレー接片、ヒューズクリップ
自動車分野
電装部品