時代のニーズを形にする
営業部のミッション
先を見据えた事業展開
まず、私の所属は「営業部」。
お客様と会社の架け橋になる存在です。
昨今コミュニケーションをメールや電話といった、簡易的なツールで済ませがちです。しかし、お客様と直接顔を合わせて用途やスペックの確認をすることで「信頼」を築き、お客様のニーズに確実に合わせていけると考えています。
会社は大きく分けて「品質保証」「工場」「営業」とそれぞれの役割があり、会社全体を一つのチームと捉えています。営業部は、お客様のご要望に応えるための窓口になります。チームが一丸となってニーズに応えていくことも大切にしています。
昨今、情報が目まぐるしく変わる時代の中で、気を付けているのは「情報発信のスピード感」です。
お客様との関係性は過去から積み重ねるものですが、様々な案件のなかで「できるもの・できないもの」が存在します。
「できない」と伝える情報発信のスピード感も信頼を築く上で重要になってきます。
お客様に真摯に対応することは、必ずしもすべてのオーダーに応えるだけではありません。
緊急の納期対応でも、一度社内で検討し、なるべく応える努力をしますが、
どうしてもできない場合には「できない」ことをいち早く伝えるようにしています。
新規顧客と既存顧客のオーダーのバランスを見ながら、やむを得ず断らなければならないケースの際は、影響を最小限に食い止めます。
全てはお客様と長いお付き合い頂き、実直な姿勢で接することは営業部の最大のミッションだと考えています。
事業拡大の鍵
積極的なグローバル対応
現在お客様は国内が7~8割になりますが、海外市場の開拓も積極的に行っています。例えば中国や東南アジアです。元々取引があったわけではありませんが、2013年から中国の深圳に販社を構えています。
深圳に営業拠点ができたことで、中国の生の声がいち早く情報として入ってくることは会社としても非常にプラスになりました。
中国にもメーカーは存在しますが、日本のメーカーの強みは「高品質」であると思っています。同じ部品であっても、「品質の高さ」という付加価値がついた日本材は採用される確率が高くなっています。
先にもありました通り、事業拡大のカギは「情報発信のスピード感」と「品質」にあるのではないかと思います。
会社が存在し続ける限り、日々成長していくことは欠かせないと考えています。
中国も現在のままということは絶対にありえないことで、当社も「現状維持は衰退」ということを念頭に、日進月歩、先を見据えた事業展開をしていかなければならないと思います。
こうした先を見据えながら仕事を進めることは大変やりがいがあると感じています。
会社の更なる発展のために
工場と現場を知っている強み
営業部自体の役割はお客様と会社の窓口でいることに変わりありません。ただし、工場や品質保証も含めてチームワークが今後事業発展にために必要なことだと考えています。
それは、お客様の要望をストレートに工場にもっていき、納期や品質をマッチさせなければなりません。それは「情報のスピード感」ということに繋がっていきます。
最近では、TV会議等を通じて工場長とコミュニケーションを取ることで、正確な情報を工場に伝えられる体制が整っています。
会社を生かすも失くすもいかに世間の情報の速さについていくかに掛かっていると考えます。営業はそのような情報にアンテナを張り巡らせることによって、会社と世間の窓口にもなりうるのです。
間違いなく日々変化するニーズを敏感に察知することで時代に合った企業で居続けられるのだと思います。
私の経験として、工場で12年間ものづくりに携わり、その後に営業部という部署に配属されたのは非常によかったと感じています。工場の中でしか見えなかったものが、営業にきてから、全く新しい世界観を見ることができたからです。
ものづくりの側面を見ているからこそ提案型の営業スタイルが一番信頼して頂けると自負しているのはそのためです。
初めから営業にいてこそ得るものもあるかもしれませんが、私にとっては工場での経験はかけがえのないもので、今の業務に確実に生かせていると思っています。何事も経験を積むほど深くなるものです。
※入社年数は取材時のもの