株式会社原田伸銅所|りん青銅を専業とする金属メーカー 世界品質を目指します

株式会社原田伸銅所|りん青銅を専業とする金属メーカー 世界品質を目指します

TECHNICAL STAFF

入社15年
技術部 生産技術課/主任

原田伸銅所を更に強くするために

技術部のミッション

更に安定した技術や
環境に配慮した
製造工程への取り組み

第一に省エネルギーへの取り組みが主な業務内容となっており、少ないエネルギーでいかに効率よく生産できるかについて日々模索しています。
エネルギーとは電気やガスに限らず、人的な作業エネルギーも含まれます。
作業手順を自動化することで、人の手を限りなく少なく済ませること。稼働状況を自動的に記録し、作業分析を容易にする活動も行っています。

高品質の製品を、安定して、効率よく造る設備にするには、どうすればよいか。
品質改善・設備改善・作業改善を3本の柱として、生産技術課各スタッフは取り組んでおり、現在は新設備の導入に向けたプロジェクトチームとしても活動しています。

近年では製品の薄物化に伴い、よりシビアな品質管理が必要となりました。
出来る限り小さなコストで、より安定した品質の製品を造ることが求められています。
こうした要求に沿うために、自動化によって人による作業のバラつきを小さくすることが非常に重要な取り組みだと捉えています。

取り組みの事例

受け身の設備保全から、攻めの設備改善へ

2016年から、品質・作業の改善を主としていた生産技術課に、設備知識のあるスタッフが集められました。
設備の改善に注力していくため、点検・修理を主な業務としていた設備保全部門から一部が転属されたもので、私もその1人です。

設備保全は、定期点検・定期整備・予備品管理や、発生した設備トラブルの解決といった、既存設備の能力を維持するための比較的受動的な業務が大きなウエイトを占めていました。
対して、設備の改善・改造・新規導入は、ある課題をどのように改善する為に、どのように設備を改造する、あるいはどのような設備を導入するのかをイメージして進めていく、より能動的な業務だと感じています。

りん青銅専業メーカーの強みとして、成分が非常に安定していることが挙げられます。
溶融・鋳造炉ではりん青銅しか扱わない。圧延・矯正設備のロールにりん青銅以外のものが触れない。洗浄工程の薬液に他の成分が溶け込む事もない。
不純物が発生するリスクが非常に小さいのは大きな強みだと考えています。

大切にしていること

何より社内の情報共有

当社は方針として「変化とスピード」を重視しています。
物事にスピード感を持って対応するには、情報の共有が不可欠です。
工場のスマート化によって、情報共有はより簡単で濃密になり、それが作業の高速化に繋がることを期待しています。
実例を挙げると、数年前は「製品の進捗履歴を調べる」と言えば、生産管理課に製造番号を伝えて各工程の通過日時を確認し、書庫に行って手書きの作業日報ファイルから該当する製品がどんな条件で製造されたものかを確認するというものでした。

それが現在では作業日報は全てデータサーバー上に保存され、各工程のデスクから他工程の作業日報を確認すること、日報上から特定の製造番号を検索することが容易に行えます。
この様に、多くのスタッフが情報に触れることで様々な角度から変化に対する「気付き」が生まれることが期待出来ます。
様々な情報がすぐに確認出来ることが、改善につながる様々な発想を生む基盤になります。
情報共有を円滑にすることで、改善活動の活発化を図りたいと考えています。

※入社年数は取材時のもの

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